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2015/4/14

ロボットスーツ導入、職方の作業負荷低減現場実証を開始/大和ハウスグループ

「ロボットスーツHALR作業支援用(腰タイプ)」
「ロボットスーツHALR作業支援用(腰タイプ)」
現場での装着イメージ
現場での装着イメージ

 大和ハウス工業(株)、大和小田急建設(株)、(株)フジタ、大和リース(株)は5月1日より、CYBERDYNE(株)(サイバーダイン社)が開発・製造する「ロボットスーツHALR作業支援用(腰タイプ)」110 台を建設現場等に導入。職方の作業負荷を低減するための現場実証を開始する。

 「ロボットスーツHALR」は、装着者の皮膚表面から、生体電位信号を読み取り、装着者の思った通りに動作をアシストする最先端のロボット。社会問題化する職方不足・高齢化を受け、高い技術を持つ高齢の職方が長く働き続けられる現場環境整備の一環として、大和ハウス工業の「Dプロジェクト有明」建設現場ほか8現場に計10台導入する。

 導入するロボットスーツは、腰部にかかる負荷を軽減することで、腰痛などの身体に係るリスクも軽減するコンパクトモデル。約3kgと軽量のため、重作業でない場合でも装着したまま長時間作業を行なうことを可能とする。

 現場実証期間は2016年4月30日まで.。今後は現場での実証データを収集後、有効性などを検証し、効果的な活用方法を特定する。実運用開始は16年5月からを予定。

 また同日、大和ハウス工業(株)は介護・福祉施設等向けに「ロボットスーツHAL」の「自立支援用(下肢タイプ)」、「自立支援用(単関節タイプ)」、「介護支援用(腰タイプ)」の販売も開始する。

 「自立支援用(下肢タイプ)」は、現在、リース・レンタル販売する「福祉用(下肢タイプ)」の機能を向上させたタイプで、下肢に障がいがあるユーザーや、脚力が弱くなった人ユーザーの動作をサポートする。レンタル料金は月額18万8,000円(税別・5年レンタルの場合)、販売目標は年間20台。

 「自立支援用(単関節タイプ)」は、膝や肘に装着するトレーニング用。膝関節、肘関節のどちらでも使用することができ、1.5kgと軽量で、座った状態や寝た状態でも使用可能なため、従来の「福祉用(下肢タイプ)」よりも自由度の高いトレーニングを行なうことができる。レンタル料金は両側セットの場合、初期導入費用40万円(税別)、月額13万円(税別・5年レンタルの場合)、販売目標年間20セット。

 「介護支援用(腰タイプ)」は、介護者が介護を行なう際、腰部にかかる負荷を軽減でき、腰痛などの身体に係るリスクを軽減する。病院や介護現場での労働環境改善、労働災害防止への活用を想定している。レンタル料金は、初期導入費用10万円(税別)、月額7万8,000 円(税別・3年レンタルの場合)。販売目標は年間30台。

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