大和ハウス工業(株)は12日、同社の奈良工場が操業50年を迎えたと発表した。
同社は“建築の工業化”を企業理念として、創業商品「パイプハウス」やプレハブ住宅「ミゼットハウス」を開発。1965年にはプレハブ住宅の需要拡大を見据え、当時の最先端設備を導入した日本初のプレハブ住宅量産専門工場「大和ハウス工業奈良工場」の操業を開始し、全国に住宅部材を供給。現在は近畿2府4県向けの戸建住宅や賃貸住宅の鉄骨部材、外壁パネルを生産している。
また、1973年には住宅商品の性能・品質の向上を目指し、本工場内に実物大家屋の全天候試験ができる環境試験室を設け、総合的な実験を可能とした。
さらに2013年には同工場の防災性を高めるために第一工場棟を次世代環境配慮型工場「D’s SMART FACTORY」に建て替えるとともに、顧客が生産現場を確認できるよう工場をショールーム化した。
同社は、今後も住宅の生産性の向上と環境負荷低減に努めるとともに、最先端の技術を搭載した住宅商品を量産し、良質な住宅ストックの形成を目指していく考え。