不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/4/15

太陽光発電の出力制御で市況が悪化、減収減益/ウエストHD15年8月期第2四半期決算

 (株)ウエストホールディングスは14日、2015年8月期第2四半期決算を発表した。

 当期(14年9月1日~15年2月28日)の連結売上高は234億3,800万円(前年同期比15.1%減)、営業利益29億7,300万円(同31.7%減)、経常利益26億4,000万円(同35.6%減)、当期純利益15億7,200万円(同40.2%減)。

 主力のグリーンエネルギー事業は、地域に密着したパートナー戦略を展開し、全国40行の金融機関、20社の大手税理士法人事務所、180社の工務店と提携し、事業拡大を推進。しかし、電力会社の接続検討の影響が続く中、新たに固定価格買取制度の運用見直しが行なわれ、太陽光発電に対する出力制御ルールの適用により、市場環境は急激に厳しさを増した。その結果、売上高233億9,900万円(同14.4%減)、営業利益33億4,500万円(同29.7%減)となった。

 エコリフォーム事業も、省エネ機器設置・設備リフォームなどのニーズが見込めることから、取扱商品の開発・選定に注力したが、売上高3,500万円(同86.6%減)、営業利益500万円(同69.67%減)となった。

 また、今後出力制御に関するルールなど新しいシステムの運用が整理されるまでには一定の時間を要するなどの理由から、現状を踏まえて通期の業績予想を下方修正した。修正後の連結売上高482億6,700万円(前回発表比29.6%減)、営業利益55億5,300万円(同44.9%減)、経常利益50億6,000万円(48.0%減)、当期純利益30億8,400万円(同49.7%減)を見込む。

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