オリックス・リビング(株)は27日、7月に開業する住宅型有料老人ホーム「グッドタイム リビング センター南」(横浜市都筑区)を報道陣に公開した。同社が運営する24棟目の有料老人ホーム。
同施設は、横浜市営地下鉄「センター南」駅徒歩約4分の港北ニュータウン内に立地。鉄筋コンクリート造地上9階地下1階建て、敷地面積7,323.36平方メートル、延床面積1万2,947.15平方メートル。
2~5階が要介護者向けの介護付き有料老人ホーム「グッドタイムリビング」(120室)、6~9階が健常者向け居室「プラテシア」(69室)になっている。「プラテシア」から「グッドタイムリビング」への移り住みや、夫婦で住み分けることも可能。
「グッドタイムリビング」は、居室面積20.15~22.96平方メートル。主な設備は、トイレ、洗面化粧台、ベッド、エアコンなど。共用施設は、レストラン、リビングダイニング、パーティールーム、クラブサロンなどを装備する。
権利形態は利用権方式で、入居一時金は1,450万円(税別)、月額利用料は21万1,500円(税別)。
同施設では、最新テクノロジーを利用したロボット介護機器などの補助機器を導入する。介護リフトをはじめ、経済産業省「ロボット介護機器開発・導入促進事業」で採択されている居室見守りシステムを導入。入居者の動作をセンサーで自動検知。指定端末に画像を転送し、転倒や転落などの減少を目指す。
27日の発表会で挨拶した同社代表取締役社長の森川悦明氏は、「介護リフトは、2年前から全てのグッドタイムリビングに導入した。職員にとって一番つらい作業である移乗介助による腰痛を減らすことができ、入居者の負担軽減にもつながった。介助ロボットは、「人を物のように扱ってはいけない」とタブー視されてきたが、表情を確認しながらコミュニケーションが図れるなど、より安心・安全で質の高いサービスが提供できる。持ち上げない介護を実践し、職員が65歳まで従事できる環境をつくっていく」などと述べた。
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