積水化学工業(株)は28日、2015年3月期決算を公表した。
当期(14年4月1日~15年3月31日)は連結売上高1兆1,127億4,800万円(前期比0.2%増)、営業利益857億6,400万円(同3.9%増)、経常利益879億7,800万円(同5.6%増)、当期純利益529億9,500万円(同28.7%増)。
次期については連結売上高1兆1,440億円、営業利益920億円、経常利益910億円、当期純利益550億円を見込む。
住宅カンパニーに関しては、売上高4,941億円(同0.5%減)、営業利益413億円(同0.5%増)となった。新築住宅事業では、創エネ・省エネ・蓄エネを強化した「スマートパワーステーション」シリーズの販売に注力。また全国8ヵ所の住宅生産工場をリニューアルし、建築現場での作業工程の工場内への取り込みによるコスト削減や生産性の向上などを目指した。これらの結果、受注は低調に推移したため減収となったが、コスト削減による収益体質の改善を進めたことにより営業増益となった。一方、リフォームなど住環境事業では増収となったものの、体制強化による固定費増加を補えず営業減益となり、カンパニー全体では売上高、営業利益ともほぼ前期並みとなった。
住宅カンパニーの次期は、売上高4,980億円、営業利益400億円を見込む。