不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2015年3月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。
同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は、26万8,665件(前年同月比0.7%減)。1平方メートル当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均2,624円(同0.6%下落)、賃貸アパートが2,180円(同1.7%下落)。1戸当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均9万3,300円(同1.3%下落)、賃貸アパートが5万300円(同0.2%下落)となった。
成約件数は3万2,850件(同2.3%減)で、再び前年同月を下回った。地域別では、東京23区は1万3,370件(同2.5%増)、東京都下3,119件(同1.6%増)と前年同月を上回ったが、神奈川県9,584件(同9.7%減)、埼玉県3,622件(同0.3%減)、千葉県3,155件(同3.0%減)とマイナスとなった。
1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,590円(同0.5%上昇)、賃貸アパートが2,269円(同0.9%上昇)と、いずれも再び上昇した。1戸当たりの成約賃料は、賃貸マンションが平均8万5,600円(同1.2%上昇)で6ヵ月連続のプラス。賃貸アパートは5万9,700円(同0.5%上昇)と、再び上昇した。