スターツコーポレーション(株)は11日、2015年3月期決算を発表した。
当期(14年4月1日~15年3月31日)は、連結売上高1,567億5,200万円(前期比3.8%増)、営業利益164億4,000万円(同2.5%増)、経常利益163億7,700万円(同1.2%増)、当期純利益106億5,700万円(同31.6%増)。
建設事業では、地域社会への貢献、環境への配慮等が評価され選定された「江戸川区立松江第五中学校」(東京都江戸川区)が竣工。「高床免震」「吊床免震」「低重心免震」等の技術開発を通じ、免震構造が採用可能な用途、敷地、建物のフィールドを拡大した結果、期末の受注棟数は322棟となった。また、コストダウンにも取り組んだが、建築資材および労務費の高騰等の影響を受け、売上高511億9,100万円(同0.02%増)、営業利益52億100万円(同4.4%減)を計上。受注残高は732億4,100万円。
賃貸仲介事業については、新規顧客開拓に注力するとともに、社内体制の強化に努め、売上高は55億4,000万円(同3.8%増)、営業利益は16億3,400万円(同4.0%減)となった。
売買仲介事業では、CREソリューションの提案に注力し、売上高は46億5,200万円(同4.6%減)、営業利益は13億3,900万円(同10.0%減)。
不動産管理事業においては、ホテル・学校・オフィスビルなどの大規模施設等により管理物件が増加。管理手数料および入退去時の修繕工事・建物営繕工事が順調に推移した結果、売上高は600億7,500万円(同5.3%増)、営業利益は63億9,400万円(同20.3%増)となった。不動産管理物件数は、住宅が47万7,835戸(同6.1%増)、駐車場が13万3,879台(同1.6%増)、オフィスビル等の施設が1,355件(同21.7%増)。
なお次期については、連結売上高1,620億円、営業利益170億円、経常利益165億円、当期純利益94億円を見込む。