国土交通省は12日、2015年3月および14年度の「建設工事受注動態統計調査報告」を公表した。
15年3月の受注高は8兆7,972億円(前年同月比2.6%増)。元請受注高は6兆3,725億円(同4.8%増)、下請受注高は2兆4,248億円(同2.8%減)となった。
元請受注高のうち、公共機関からの受注高は2兆1,949億円(同8.7%減)、民間等からは4兆1,776億円(同13.6%増)。
公共機関からの受注工事額(1件500万円以上)は、2兆662億円(同9.9%減)。このうち国の機関からの受注は9,713億円(同13.7%減)、地方の機関からの受注は1兆949億円(同6.3%減)だった。
民間等からの建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注工事額は1兆404億円(同53.0%増)となった。
14年度の受注高は77兆6,688億円(前年比2.3%増)。このうち、元請受注高は53兆8,489億円(同3.9%増)、下請受注高は23兆8,199億円(同1.1%減)だった。元請受注高のうち、公共機関からの受注高は17兆3,013億円(同4.4%増)、民間等からの受注高は36兆 5,476億円(同3.7%増)だった。
公共機関からの受注工事(1件500万円以上)は16兆2,806億円(同4.3%増)。このうち国の機関からの受注は5兆7,725億円(同1.5%増)、地方の機関からの受注は10兆5,081億円(同5.9%増)。
民間等からの建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注工事額は8兆948億円(同9.5%増)。発注者別では、製造業1兆2,244億円(同26.8%増)、運輸業、郵便業5,573億円(同29.6%増)、情報通信業1,891億円(同77.2%増)などが大幅増。不動産業も2兆6,923億円(同14.9%増)と増加した。