不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/5/14

東京のAグレードオフィス、12四半期連続上昇/JLL調査

 ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は14日、2015年1~3月の東京・大阪のAグレードオフィスの市場調査レポートを発表した。

 東京のAグレードオフィスの1坪当たり月額賃料(共益費込み)は3万3,884円(前期比1.5%上昇、前年同期比5.0%上昇)で、12四半期連続の上昇。空室率の低下により、オーナーが自信を強めている新宿と渋谷が上昇を牽引した。
 空室率は3.0%(同横ばい、同0.7ポイント低下)で、大手町・丸の内、赤坂・六本木は引き続き1%台で推移した。
 今後12ヵ月については、一層の投資利回りの低下と賃料上昇により上昇基調となる見込み。新規供給は過去10年平均並みとなり、予約契約率が順調に推移していること、新規供給の一部が先送りされたことから、空室率は現状を維持するだろうと分析した。

 大阪のAグレードオフィスは月額賃料1万6,009円(同2.1%上昇、同2.9%上昇)となり、3四半期連続で上昇した。
 空室率は7.8%(同0.3ポイント低下、同2.5ポイント低下)となり、低下は3四半期連続。最も下げ幅が大きかったサブマーケットは梅田で、中之島・御堂筋でも改善傾向が見られた。
 今後12ヵ月については、新規供給が過去10年平均化90%程度に抑制されるため、空室率は低下し、投資利回りの一層の低下と本格的な賃料上昇の影響を受け、価格も上昇すると見ている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。