不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/5/18

16年4月期も賃貸住宅、商業施設、事業施設を中心に増収増益見込む/大和ハウス工業

 大和ハウス工業(株)は18日、2015年3月期決算説明会を開催した。決算概要は13日のニュース参照。

 当期(14年4月1日~15年3月31日)の連結売上高は2兆8,107億1,400万円(前期比4.1%増)、営業利益は1,803億5,200万円 (同10.3%増)、経常利益は2,026億2,800万円(同14.9%増)、当期純利益は1,171億3,300万円(同14.7%増)。売上高・営業利益は5期連続、経常利益・当期純利益は6期連続、過去最高を達成。16年度を最終年度とする第4次中期経営計画の目標数値(売上高2兆8,000億円、営業利益1億7,000万円)を1年前倒しで達成した。

 投資計画の進捗状況についても、第4次中期経営計画における不動産開発4,000億円のところ、2ヵ年累計(~15年3月)で3,477億円に達しており、5,000億円に増額修正した。

 次期(16年3月期)については、コア事業である戸建住宅、賃貸住宅、マンション、住宅ストック、商業施設、事業施設において、すべてのセグメントで増収増益を見込む。
 セグメント別の業績見通しは、戸建住宅が売上高3,760億円(前年同期比0.2%増)・営業利益90億円(同1.8%増)、賃貸住宅が売上高8,500億円(同10.0%増)・営業利益760億円(同9.2%増)、商業施設が売上高4,750億円(同4.1%増)、営業利益680億円(同1.1%増)。事業施設は完全子会社化する予定の大和小田急建設(株)の売上高650億円を含め、6,700億円(同15.2%増)、営業利益480億円(同24.9%増)。全体で、売上高3兆円、営業利益2,000億円、経常利益1,920億円、当期純利益1,250億円を見込んでいる。

 なお、販売計画については、戸建住宅7,000戸、分譲住宅2,650戸、集合住宅3万8,600戸、マンション2,750戸、合計5万1,000戸を予定。

 同日会見した同社取締役専務執行役員の沼田 茂氏は、「3月・4月の戸建て住宅の受注がそれぞれ前年比7%増、同4%増と多少明るくなってきているが、1~2ヵ月でなくもう少し長いスパンで状況を分析していきたい」などと話した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。