(株)フージャースホールディングスは19日、2015年3月期の決算説明会を開催した。
同期(14年4月1日~15年3月1日)は、連結売上高400億3,300万円(前期比8.4%増)、営業利益47億8,200万円(同29.6%減)、経常利益44億6,400万円(同30.5%減)、当期純利益30億7,900万円(同20.2%減)と、増収減益に。その他の概要については、13日のニュースを参照。
16年3月期には、多角化を推進していく計画。14年3月期の時点で首都圏マンションが売り上げの約7割を占めていた状況から、首都圏マンション、地方・再開発マンション、シニア向け分譲マンション、戸建て、リノベーション・投資事業の5つの事業それぞれが約20%のシェアとなるよう、事業ポートフォリオの転換を図る。
同社代表取締役社長の廣岡哲也氏は、「このバランスを実現するために、すでにこの割合に沿った形で仕掛販売用不動産の仕入れを進めている。多角化をキーワードに、バランスよく展開していく」と語った。
16年3月期は、売上高380億円、営業利益44億円、経常利益40億円、純利益30億7,900万円と減収減益の見込みだが、16年3月期は、17年3月期においてこの事業バランスを達成するための転換期として捉え、廣岡氏は「事業拡大に向けての正常な範囲と捉えている。先を見て事業を進めていく」と述べた。