不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/5/19

再開発など手掛け利益率アップへ。次期は増収増益見込む/コスモスイニシア

 (株)コスモスイニシアは19日、2015年3月期決算説明会を開催した。決算概要は12日のニュース参照。

 当期(14年4月1日~15年3月31日)は、連結売上高756億2,000万円(前期比12.1%増)、営業利益17億4,500万円(同0.3%増)、経常利益13億5,100万円(同2.5%減)、当期純利益17億3,500万円(同37.8%増)。当期純利益の増加は、繰延税金資産に係る法人税等調整額の計上によるもの。

 13年4月~15年3月までの事業用地取得状況は、新築マンションが47プロジェクト・3,168戸、新築一戸建てが21プロジェクト・384区画。売り上げは1,190億円相当で、うち入札による取得は約25%に抑えた。

 引き続き、中期経営計画(14年3月期~16年3月期)について進捗状況を発表。16年3月期は、すべてのセグメントにおいて増収、利益も大幅な増益の見通しであるとした。
 不動産販売事業の業績見通しは、新築マンションで年間売上400億~500億円(1,000~1,500戸)、新築一戸建てで年間売上80億~100億円(150~200戸)とし、売上高552億円、営業利益32億円。不動産賃貸事業は、サブリース管理戸数の継続拡大や高稼働率の実現を目指し、売上高153億円、営業利益6億円の見通し。不動産流通事業の見通しは、自社内部門連係強化による収益拡大等で、売上高77億円、営業利益8億5,000万円。その他事業については、既存・派生事業による収益拡大を目指し、売上高130億円、営業利益3億円を見込む。
 全体の見通しは、売上高900億円、営業利益35億円、経常利益30億円、当期純利益29億円。

 同日会見した同社代表取締役社長の高木嘉幸氏は、「15年3月期の売上総利益率は、新築マンションが15.2%、新築一戸建てが12.8%だった。16年3月期には、それぞれ17.6%、15.1%にまで伸長する予想。新築住宅分譲の継続・強化に加え、再開発事業にも積極的に取り組み、さらに数%の伸びを目指したい」などと話した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。