不動産ニュース / 開発・分譲

2015/5/25

横浜・青葉台でエコ改修に注力したリノベ戸建て分譲/リビタ

「青葉台の家」外観。高台造成地の開放感を生かすため、新たに大型のルーフバルコニーとフリースペースを増築している
「青葉台の家」外観。高台造成地の開放感を生かすため、新たに大型のルーフバルコニーとフリースペースを増築している
「青葉台の家」2階リビング。構造柱は補強した上であらわしとしてアクセントに
「青葉台の家」2階リビング。構造柱は補強した上であらわしとしてアクセントに
「青葉台の家」1階は2つの居室を土間でつなぎ、可動壁で自由に仕切って使えるようにした。収納はあえて設けず、壁に合板をめぐらすことで、居住者が自由に棚等を造作できるようにしている
「青葉台の家」1階は2つの居室を土間でつなぎ、可動壁で自由に仕切って使えるようにした。収納はあえて設けず、壁に合板をめぐらすことで、居住者が自由に棚等を造作できるようにしている

 (株)リビタは、リノベーション戸建住宅「青葉台の家」(横浜市青葉区)と「みたけの家」(同)を発売した。

 同社の戸建てリノベーション事業「HOWS Renovation」の一環として事業化したもので、同社が中古一戸建てを取得し、フルスケルトン化した上で、耐震改修と省エネ改修、間取り造作を行なった。また、両物件とも「平成26年度横浜市住まいのエコリノベーション推進事業補助制度」による「実証住宅」に選ばれており、同市からエコ改修に係る200万円の補助金を得ている。「実証住宅」の応募枠は、年度通じて5戸のみとハードルが高い。

 「青葉台の家」は、東急田園都市線「青葉台」駅徒歩5分に立地する、築37年の戸建住宅(土地面積約190平方メートル、建物面積105平方メートル)を改修したもの。全居室の窓を複層ガラス断熱サッシに交換。床・外壁・屋根の断熱改修も行ない、HEMSを設置。家の燃費性能を証明する「エネルギーパス」も取得した。基礎はアラミド繊維による補強を行ない、地盤調査と保証を付与(20年)。既存住宅瑕疵保険にも加入する。ただ、基本的には、同社が他の戸建てリノベで行なっている改修メニューと変わりはない。

 間取りは、構造壁以外の壁を可能な限り取り去り、開放的な空間に改修。2階は、フリースペースとルーフバルコニーを増築し、1階は2つの居室を土間でつなぎ、可動壁で自由に仕切って使えるようにした。収納はあえて設けず、壁に合板をめぐらすことで、居住者が自由に棚等を造作できるようにしている。

 販売価格は6,980万円で、改修コストは約2,000万円、うちエコリノベーションコストは約500万円。

 一方、「みたけの家」は東急田園都市線「青葉台」駅バス8分バス停徒歩2分に立地する、築30年の戸建住宅(土地面積約201平方メートル、建物面積121平方メートル)を改修したもの。「青葉台の家」同様エコリノベーションを行なったが、築年が新しいことと、コストダウンのため、サッシはそのまま使い、ガラスのみを複層ガラスに交換。断熱改修も外壁のみで、間取りも従前と変更しなかった。価格は5,980万円、リノベーションコストは約1,300万円、エコリノベーションコストは約500万円。

 同社は、この2物件以外にも青葉区内で3物件の中古戸建を取得済みで、今年度中に事業化する方針。また、都内を含め13物件を順次事業化していく予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。