国土交通省は、平成27年度都市景観大賞(都市空間部門、景観教育・普及啓発部門、景観づくり活動部門)の受賞地区・団体を発表した。
同表彰制度は、良好な景観形成に向けた普及啓発活動の一環として、平成3年度から毎年実施。平成23年度からは公共的空間と建物等が一体となって良質で優れた都市景観が形成され、市民に十分に活用されている地区を対象とした「都市空間部門」と、小中学校における景観まちづくり教育、まち歩き、景観に関するセミナーなど、景観に関する教育や意識の啓発、知識の普及等に取り組んでいる活動を対象にした「景観教育・普及啓発部門」、平成27年度には、市民が主役の景観づくり活動等、景観法や景観に関連する制度を活用した優れた取り組みを行なっている団体を対象にした「景観づくり活動部門」を新たに加え、の3つの部門で開催している。
本年度の「都市空間部門」では大賞(国土交通大臣賞)に「北彩都あさひかわ地区」(北海道旭川市、応募者:旭川市、北彩都あさひかわまちづくり推進会議)、「ジョンソンタウン地区」(埼玉県入間市、応募者:(株)磯野商会、渡辺治建築都市設計事務所)、「大手町・丸の内・有楽町地区内、丸の内仲通り沿道街区地区」(東京都千代田区、応募者:千代田区、(一社)大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、特定非営利活動法人大丸有エリアマネジメント協会、三菱地所(株))の3地区が選ばれた。
優秀賞((公財)都市づくりパブリックデザインセンター理事長賞)には4地区が選ばれた。
「景観教育・普及啓発部門」では大賞(国土交通大臣賞)に、「地域の誇り&まちなみ育てプロジェクト」(福岡県福岡市、応募者:唐津街道姪浜まちづくり協議会)が、優秀賞には、2つの団体が選定された。
「景観づくり活動部門」では大賞(国土交通大臣賞)では、「住民参加による景観づくり」(宮城県松島町、応募者:松島町)が、優秀賞には3つ、特別賞には2つの取り組みが選ばれた。
なお、大賞は6月12日に開催される「まちづくりと景観を考える全国大会」で表彰する。