(一社)マンション管理業協会は4日、2014年度(14年4月~15年3月)の苦情相談受付状況を発表した。
同年度の苦情相談受付件数は6,156件で、前年度比2.76%減となった。相談内容別では、管理組合関係が4,574件(前年度比5.6%増)が最も多く、全体の57.8%(同4ポイントアップ)を占めた。相談者では、管理会社(会員)が3,812件で61.9%を占めたが、管理組合役員からは756件(同11.2%減)と減少した。一方、管理組合役員以外の居住者からが835件(同10.4%増)と引き続き増加した。
相談項目別では、管理規約・細則関連が2,107件(同3.3%増)。シェアは26.6%(同1.3ポイント増)と微増した。総会・理事会運営関連も884件(同15.5%増)、シェア11.2%(同1.7ポイント)と増加した。一方、マンション管理適正化法は1,269件(同4.9%減)、シェア16.0%(同0.6%ポイントダウン)と減少傾向が続いている。