森ビル(株)は17日、「主要施設緑被率調査2014年度結果」を発表した。同調査は、緑の総量把握を目的に、緑被地の割合を示す「緑被率調査」を、「アークヒルズ」「六本木ヒルズ」「表参道ヒルズ」など同社主要施設で06年より行なっているもの。
調査によると、主要施設の緑被総面積は、06年より0.88ha増加。緑被率平均は37.9%となり、調査開始時と比較して4.1ポイント上昇した。港区全域の緑被率約21.78%と比較してもその数値は大きく、ヒルズが都心の緑被率向上に貢献していることが分かった。
都市と自然が共生する都市環境は、ヒートアイランド現象の緩和にもつながり、緑化された空間は周辺のアスファルト舗装の表面温度に比べ、日中で5~15℃低くなるため、同社は今後も緑化の取り組みを推進していく考え。