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2015/6/23

創設から25年、不動産カウンセラーのビジネスビジョン・戦略を明確化/NPO法人日本不動産カウンセラー協会が総会

「空き家問題解消、中古住宅流通活性化が不動産カウンセリングビジネスにおける重要テーマとなる」などと話す吉村理事長
「空き家問題解消、中古住宅流通活性化が不動産カウンセリングビジネスにおける重要テーマとなる」などと話す吉村理事長

 NPO法人日本不動産カウンセラー協会は22日、霞山会館(東京都千代田区)で通常総会を開き、2014年度の事業報告や収支決算、15年度事業計画などを承認した。

 15年度は、会員拡大を最重要課題として、個人および法人会員の入会促進を実施。法人会員の協力を得ながら業務拡大を検討し、個人会員へもメリットある事業提供を検討する。独自認定資格である不動産カウンセラーおよび不動産戦略アドバイザーの認定事業を推進するため、広報活動を積極的に行ない、認定研修受講者を確保する方針。
 また、昨年11月で創設から25年を迎え、ビジネスの現場に立脚した不動産カウンセラーのビジネスビジョン・戦略を明確化するため、不動産カウンセリング業務を「まちづくり」「不動産開発」「不動産マネジメント」「個人資産アドバイザリー」「グローバル」の5部門に再編しており、さらなる業務の拡充を図っていく。

 なお、総会では、理事の中から理事長選任を行ない、吉村真行氏が再任した。

 総会後には、(株)ネクスト代表取締役社長の井上高志氏を講師に迎え、「日本の不動産市場のイノベーション」をテーマに設立25周年記念公開講演会も実施。同氏は、自社の設立経緯や事業モデル、ビジョンなどのほか、現在の中古住宅市場について説明。「今後は消費者目線の提案、空き家を活用したさまざまな用途開発、IT活用による業務の効率化を進めていくべき」と述べた。

 挨拶に立った吉村氏は「当協会においても空き家問題解消、中古住宅流通活性化は重要テーマ。空き家対策の不動産カウンセリングビジネスの検討を行なっている。今後の民法改正も踏まえ、不動産流通のかたちは変わっていくことから、われわれも関心を持たなければならない」などと語った。

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