不動産ニュース / 開発・分譲

2015/6/25

浅草に地域創生テーマの複合ビル誕生/東京楽天地

「東京楽天地浅草ビル」外観イメージ
「東京楽天地浅草ビル」外観イメージ
「地域の方々と手を携えて、浅草六区の賑わいを取り戻していきたい」などと話す(株)東京楽天地取締役社長の山田啓三氏
「地域の方々と手を携えて、浅草六区の賑わいを取り戻していきたい」などと話す(株)東京楽天地取締役社長の山田啓三氏

 (株)東京楽天地は25日、浅草六区で開発中の複合ビル「東京楽天地浅草ビル」(東京都台東区)の概要を発表した。

 同ビルは、地上13階地下2階、塔屋1階建て、敷地面積約3,480平方メートル、延床面積約2万2,910平方メートル。
 地下1階はアミューズメント施設(パチンコ)、地上1~4階は核となる地域創生をテーマにした施設「まるごとにっぽん」、5~13階はホテル「リッチモンドホテルプレミア浅草インターナショナル」が入居する。

 「まるごとにっぽん」は、20の市町村、約50の地方事業者がモノ・コト・ヒトの魅力を発信する施設。大半が東京初出店となり、大手での流通が難しい小ロット商品を販売する。直営ゾーンでの販路開拓支援を「まるごとにっぽん」が行なうほか、店舗内装と什器も「まるごとにっぽん」が用意し、初期投資を抑えてテナントが出店できる体制を整備することで、出店者の腕試しの場所として活用してもらう。

 1階では各地域のさまざまな旬の食材を提供。2階では地方発の生活用品を販売する。3階は地域の食材を使った料理を提供するカフェや、郷土料理などを教える料理教室を展開。市町村のPRブースやUIターン・ふるさと納税の窓口も開設する予定。4階は地方の味が楽しめる飲食店をそろえる。
 テナントは、すでに8割程度確定。出店者名は11月頃に正式に発表される予定。
 メインターゲットは、足元商圏の在住者、首都圏在住の40歳代を中心とした女性を設定している。

 25日の会見で同社取締役社長の山田啓三氏は「各地の村おこしやまちおこし、地域特産物などをPRできるよう、地方創生の足掛かりとなる施設をつくりたかった。地域の方々と手を携えて、運営管理をしっかりと行ない、浅草六区の賑わいを取り戻していきたい」などと述べた。

 開業は2015年12月中旬の予定。

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