不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/6/29

分譲住宅事業がけん引し、5期連続で過去最高益を更新/ポラス15年3月期決算

 ポラスグループは29日、2015年3月期決算を発表した。
 
 当期(14年3月21日~15年3月20日)の連結売上高は1,734億2,500万円(前年同期比変化なし)、営業利益は104億8,100万円(同5.2%減)、経常利益は111億4,500万円(同2.2%減)。当期純利益は29億6,200万円(同17.4%増)と過去最高を更新した。

 戸建分譲住宅事業では、「大宮ビジョンシティ みはしの杜」(埼玉県さいたま市、総戸数125戸)や「パレットコート越谷レイクタウンリゾート」(埼玉県越谷市、総戸数98戸)といった大型まちづくりプロジェクトを推進。また、新プロジェクトとして「新松戸学校跡地有効活用事業」等の取り組みをスタートした。その結果、年間契約棟数は2,074棟(同5.9%減)と、3年連続で2,000棟超えとなった。
 戸建注文住宅事業は、戸建賃貸住宅「fulfeel」がグッドデザイン賞を受賞した他、新座にショールームを出店するなどしたが、消費税増税後の反動減により725棟(同14.9%減)に。賃貸住宅・集合住宅等を含めたグループ全体の契約戸数は3,033戸(同9.2%減)となった。

 また、プレカット事業では、4つの工場の生産性が向上したことで、構造材加工において2年連続で年間100万坪を突破した。

 次期については、エリア戦略を強化するとともに、景気回基調に応える商品やサービスの提供を実施。また、消費税10%を見据え、仕入れ強化や施工能力に強化に注力していくとし、売上高1,850億円(同6.6%増)、経常利益140億円(同25.6%増)を見込んでいる。

 同日開催した決算説明会において、同社代表取締役の中内 晃次郎氏は、「消費税増税の影響等もあったが、厳しい環境の中でも利益を出せる体制を築けている。今後も地域密着を徹底し、ニーズに合った住宅を提供することでまちづくりを充実させていたい」等と話した。

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