不動産ニュース / 開発・分譲

2015/7/2

東京・青山、オフィスとワークプレイスを融合させたビル着工/日本土地建物

「(仮称)南青山一丁目プロジェクト」完成イメージ
「(仮称)南青山一丁目プロジェクト」完成イメージ

 日本土地建物(株)は「(仮称)南青山一丁目プロジェクト」(東京都港区)の着工を発表した。東京都有地との敷地共同化により推進する。

 都営大江戸線、東京メトロ銀座線・半蔵門線「青山一丁目」駅徒歩1分。敷地面積1,475.87平方メートル。延床面積1万1,403平方メートル。鉄骨造(地上)、鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造(地下)、地上9階地下1階建てのオフィスビル。

 外観デザインは、周辺環境を生かすためガラスカーテンウォールを採用。1階は「青山一丁目」駅から南青山エリアへ向かう人の流れを引き込む2層吹き抜けの貫通道路を設け、カフェや飲食・店舗を誘致する。2階は、1室あたり8~20平方メートル程度のサービスオフィス20室、ミーティングルーム、会議室、休憩、交流などができるオープンスペースを配置するワークプレイスとする。3~9階は、255坪の無柱空間のオフィスフロアとし、効率的なレイアウト・間仕切り、分割に対応可能な整形フロアプレートや個別空調システムを導入する。

 制震構造を採用するほか、72時間稼働できる非常用発電機やテナント専用の非常用発電機スペースも2ヵ所確保。災害備蓄倉庫を設置し、3日分相当の水や非常食、毛布等を備蓄し、BCPにも対応する。全館にLED照明を採用するなど環境にも配慮する。

 竣工は2017年1月末の予定。

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