不動産ニュース

2015/7/2

オーナー向けリフォーム事業でエネルギー自給自足の提案型商品/積水化学工業

シュミレーション結果に合わせて3つの設備を提案
シュミレーション結果に合わせて3つの設備を提案

 積水化学工業(株) 住宅カンパニーは11日、オーナー向けのリフォーム事業であるファミエス事業において、エネルギー自給自足のライフスタイルを提案するリフォーム新商品「GREENSHIFT!」を発売する。

 同事業は、対象となるセキスイハイム、ツーユーホームのオーナー向けに展開しており、今後、両住宅のリフォームニーズの大きい築20~30年のストック数が拡大し、リフォームの需要増が見込まれることから、提案型商品を強化するのが狙い。

 「『GREENSHIFT!』リフォーム」は、太陽光発電システムに、定置型リチウムイオン蓄電池「e‐Pocket(イー・ポケット)」、HEMS「スマートハイム・ナビ」の3つの設備をセットにした。同社に蓄積されたオーナー顧客の建物仕様や家族構成に関するデータをもとにシミュレーションし、現在の暮らしぶりに合わせた“丁度いいサイズ”のエネルギー自給自足の暮らしを提案する。

 なお、蓄電池は新規に開発したもので、リフォームで需要の多い屋内設置、中でも2階の設置を可能にした。また、これまでは太陽光発電と蓄電池双方にパワーコンディショナーを必要としたが、今回、1台でまかなえるハイブリッドパワーコンディショナーを導入し、省スペース化と設置コスト25~30万円の削減を実現した。

 2日に実施したマスコミ向け発表会で、同社執行役員住宅カンパニー営業統括部長の桶谷 省氏は「ファミエス事業は2013年度の売上が1,000億を突破するまでの大きな事業に成長した。リフォームニーズの高まる社会情勢を受け、今後は新商品を武器に提案を強化していく」などと述べた。

 初年度の目標は、受注件数800件、受注金額30億円。

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