(株)不動産経済研究所は14日、2015年上半期(1~6月)および6月度の首都圏マンション市場動向を発表した。
15年上半期のマンション発売戸数は1万8,018戸(前年同期比7.1%減)と、減少した。地域別では東京都区部8,535戸(同3.3%減)、東京都下2,383戸(同42.5%増)、神奈川県3,648戸(同20.7%減)、埼玉県1,673戸(同22.5%減)、千葉県1,779戸(同 16.8%減)と、都下以外はいずれも減少した一方、都区部のシェアは増加した。
初月契約率の平均は76.1%(同2.3ポイントダウン)。上半期としては6年連続の70%台となった。1戸当たりの平均価格は5,256万円(同4.9%増)、1平方メートル当たり単価74万8,000円(同5.8%増)と、いずれも上昇した。
即日完売したのは1,258戸で、発売戸数の7.0%となった。
6月の首都圏マンション新規発売戸数は3,503戸(前年同月比で変化なし)となった。月間契約率は78.7%(同2.1ポイントアップ)と上昇した。
1戸当たりの平均価格は5,815万円(同20.4%増)、1平方メートル当たりの単価は82万9,000円(同21.4%増)といずれも上昇。6月末時点の販売在庫数は4,936戸で、前月末に比べて146戸減少した。
なお、7月の発売戸数は4,000戸の見込み。