(株)不動産経済研究所は14日、2015年上半期(1~6月)および6月度の近畿マンション市場動向を発表した。
15年上半期のマンション発売戸数は1万102戸(前年同期比16.0%増)と、増加した。地域別では大阪市3,775戸(同33.8%増)、大阪府下2,055戸(同17.0%増)、神戸市1,571戸(同22.3%増)、兵庫県下1,378戸(同36.2%増)、京都市839戸(同7.67%減)、京都府下119戸(同56.4%減)、奈良県172戸(同36.1%減)、滋賀県129戸(同51.9%減)、和歌山県64戸(同46.2%減)となった。
初月契約率の平均は72.3%(同5.0ポイントダウン)。1戸当たりの平均価格は3,634万円(同2.4%増)、1平方メートル当たり単価56万2,000円(同8.7%増)と、いずれも3年連続で上昇した。
即日完売したのは427戸で、発売戸数の4.2%となった。
6月の近畿圏のマンション新規発売戸数は1,755戸(前年同月比3.8%増)と、2ヵ月連続で前年同期比を上回った。月間契約率は74.2%(同2.2ポイントダウン)と下落した。
1戸当たりの平均価格は3,664万円(同2.7%減)と、5ヵ月ぶりの減少。1平方メートル当たりの単価は55万1,000円(同0.4%ダウン)と13ヵ月ぶりに減少した。6月末時点の販売在庫数は2,147戸で、前月末に比べて54戸減少した。
なお、7月の発売戸数は1,800戸の見込み。