ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は15日、2015年上半期の「世界の不動産投資額」に関する分析レポート(速報)を発表した。
同期の世界の商業用不動産投資額は3,150億ドル(前年同期比3%増)。第2四半期の不動産投資額は1,610億ドル(同0.0%)と、13四半期連続で1,000億ドルを突破した。
地域別では、日本は193億ドル(同6%減)、円建てでは2兆3,100億円(同10%増)。既存REITの物件取得が目立った。
アメリカ大陸への投資活動は好調で、投資額は1,520億ドル(同18%増)。EMEAの投資額は、イギリス、フランス、ドイツの投資額が前年同期比15%増となったものの、地域全体では1,120億ドル(同7%減)にとどまった。アジア太平洋地域の投資額は、ドル高の影響で500億ドル(同8%減)となった。
なお、15年通年の世界の商業用不動産投資額は7,500億~7,600億ドルと予想している。