国土交通省は17日、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(劇場、競技場等の客席・観覧席を有する施設に関する追補版)」を策定した。
今回の建築設計標準は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を踏まえ、特に劇場・競技場等の客席・観覧席を有する施設において多様な利用者が円滑に利用できる環境整備を図ることを目的に、12年版の内容を追補するもの。
これまで記載されていなかった客席・観覧席を有する施設の車いす使用者の客席・観覧席の席数や、車いす使用者客席・観覧席の位置、高低差を考慮したサイトラインの考え方に関する記述を充実させた。また、劇場・競技場等において高齢者・障害者等が演劇や競技を鑑賞・観覧する上で配慮すべき設計上・運営上のポイントや、設計事例等も紹介している。
詳細は、同省ホームページを参照。