(株)MUJI HOUSEはこのほど、同社の戸建て商品「無印良品の家」の基本性能の見直しを実施した。
国土交通省・経済産業省・環境省が設置する「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」では、2020年までに標準的新築住宅でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス:一次エネルギーの年間消費量がゼロまたは概ねゼロになる住宅)を実現し、2030年までに新築住宅の平均でZEHを達成することを目指しており、これに対応する。
新性能では、建物の外壁や窓からの熱の逃げやすさを表わす「外皮平均熱還流率UA値」を0.41、夏期の日射による熱の侵入量を表す「夏期日射取得係数ηA値」を1.3とした。従来の商品でも次世代省エネルギー基準の最高等級「4」を実現していたが、今回の性能改定によりZEH基準を約30%上回ることとなる。
また、トリプルガラスとアルミ樹脂複合サッシを合わせた「高性能ハイブリッド窓」を採用。外壁は、外張り断熱と重填断熱を合わせた「ダブル断熱」とし、耐震性能は最高水準の「耐震等級3」に。いずれも標準仕様とする。
参考販売価格は「木の家」(延床面積105.98平方メートル)で1,759万円(税別)。