(株)東急スポーツオアシスは26日、武蔵小杉店(川崎市中原区)において、日本医科大学武蔵小杉病院(川崎市中原区)・循環器内科の心疾患患者の施設利用受け入れを開始した。
同院は現在、年間約150名程度が施設内での心臓リハビリテーションを行なっている。一方で、心臓リハビリテーションの適応となる患者はその数倍に及んでいる。そうした患者のうち、診療時間内に通うことができない、医療保険で施行できる日数を超過したなどの理由でリハビリが継続できない人の受け入れを同病院が同社に打診したもの。
同社は、同病院で策定した基準に則り、心事故発生のリスクが少ないと判断された患者を対象に受け入れを決定。患者は、通常より安価な特別料金プログラムで施設利用ができる特別会員(月額5,500円(税別))として入会する。
武蔵小杉店では、事前に心肺機能検査により決定された負荷の有酸素運動を中心に心臓リハビリテーションプログラムを行なう。緊急時には、同店トレーナーから同院循環器内科医師に直通のホットラインで連絡し、直ちに医師が駆けつけて対応することにより安全を担保する。
同社では、将来的には同病院と共同で運営する“都市型心臓リハビリテーションプログラム”の構築を目指す。