日神不動産(株)は3日、2016年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~6月30日)は、連結売上高136億7,400万円(前年同期比1.5%増)、営業利益5億7,400万円(同2.3%増)、経常利益5億300万円(同13.6%減)、当期純利益2億8,300万円(同40.6%減)。
不動産事業については、主力の新築分譲マンションで完成物件がなかったことから、前期在庫物件の販売のみとなったが、オフィスビル1棟の販売により、売上高42億6,100万円(同3.4%増)を計上。しかし、建設費の上昇による分譲マンションの利益率の低下で、セグメント損失は1億900万円(前年同期:セグメント損失1,500万円)となった。
建設事業は、多田建設(株)の建設工事が引き続き好調。建築資材費や人件費の上昇を上回る選別受注ができ、売上高78億2,500万円(前年同期比12.7%増)、セグメント利益5億900万円(同88.3%増)を計上した。
なお通期については、連結売上高680億円、営業利益33億円、経常利益32億円、当期純利益22億円を見込む。