旭化成ホームズ(株)はこのほど、プランニング段階で室内の日照・日射・通風・採光を邸別に科学的な検証ができる独自のシステム「ARIOS(アリオス)」の通風シミュレーションに、周辺建物の影響を反映できるよう新機能を追加した。
アリオスは、旭化成(株)研究・開発本部の基盤技術研究所による高度なコンピューターシミュレーション技術によって開発され、2002年に日照・通風の邸別シミュレーションシステムとして導入したもの。
今回、追加された主な機能は(1)隣家の影響を加味したリアルな通風を表現、(2)室内に流れる風を「風速」と部屋全体の「通風量」で評価、(3)すべり出し窓のウインドキャッチ効果を反映の3つ。
同社では、通風シミュレーションの進化により、風を取り込む窓や間取りの検討をはじめ、その家ならではの心地よい居場所や魅力ある生活シーンを顧客と共有することができるとしている。