住友不動産販売(株)は4日、2016年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~6月30日)は、連結営業収益151億1,500万円(前年同期比12.9%増)、営業利益24億5,000万円(同147.5%増)、経常利益24億7,400万円(同148.4%増)、当期純利益16億8,600万円(同173.3%増)。全業務で増収を達成、大幅な増益を計上した。
主力の仲介業務については、前年同期に環境の影響を大きく受けたリテール部門が復調し、取扱件数は9,400件(同6.1%増)と過去最高を更新。取扱高は、ホールセール部門で前年同期のような大型案件がなかったため、2,662億8,900万円(同0.4%減)の微減となったものの、営業収益は127億8,900万円(同11.0%増)。営業利益は31億900万円(同100.4%増)の大幅増となった。
受託販売業務では、首都圏物件の引き渡し・計上が前年同期比でほぼ倍増。東海圏でも優良物件に恵まれ、取扱件数は703件(同84.5%増)、取扱高は272億7,100万円(同79.7%増)、営業収益は7億6,400万円(同54.1%増)、営業利益は1億5,000万円(同61.9%増)を計上した。
不動産販売業務については、営業収益11億1,800万円(同20.6%増)と増加したが、前期3月までの取り込みにより優良物件の計上が少なく、2,600万円(前年同期:営業利益1,900万円)の営業損失となった。
なお通期については、連結営業収益766億円、営業利益178億円、経常利益178億円、当期純利益117億円を見込む。