(株)木下ホールディングスと小田急電鉄(株)は3日、業務提携基本契約および株式譲渡契約を7月29日に締結し、今後、小田急沿線において子育て支援施設の拡充に向けた取り組みを推進していくと発表した。
木下グループは「総合生活企業」として住宅関連事業を中心に介護事業や保育事業などを展開しており、保育事業については(株)ファン・ファクトリーを通じて、3件の認可保育所と、4件の認証保育所を東京都と神奈川県で運営している。
小田急沿線で運輸・流通・不動産・サービスを中心に生活に密着した事業に取り組む小田急グループは、保育事業について、(株)小田急ライフアソシエが「駅型保育園」を中心とした3件の認可保育所と、7件の認証保育所・認定保育室を東京都と神奈川県で展開している。今後、両グループの保有する経営資源を相互に活用し、小田急沿線における子育て支援施設の拡充に向けて取り組んでいく。
2015年10月1日、吸収分割により小田急ライフアソシエから保育事業以外の事業を分社化した上で、小田急電鉄が保有する小田急ライフアソシエの株式を木下ホールディングスに譲渡、木下グループが施設の運営を担う。一方、小田急グループは施設の開発・拡充および賃貸に注力していく。また、両社は交通広告を活用したプロモーション活動の支援や小田急親子サポートプログラムへの参画などを継続的に実施していく。