旭化成(株)は4日、2016年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~6月30日)の連結売上高4,623億7,200万円(前年同期比3.4%増)、営業利益355億4,700万円(同33.4%増)、経常利益364億8,500万円(同33.4%増)、当期純利益206億9,100万円(同21.7%増)。
住宅・建材セグメントの売上高は1,221億円(同3.6%増)、営業利益68億円(同24.1%減)となった。
住宅事業では、リフォーム部門で改装・設備工事を中心に受注が増加。一方、不動産部門では大型分譲マンションの引き渡し戸数は増加したが、建築 請負部門で引き渡し戸数が減少。住宅事業の期末受注残は5,535億円。
建材事業では、軽量気泡コンクリート(ALC)「ヘーベル」や高性能フェノールフォーム断熱材「ネオマフォーム」の販売が堅調に推移した。
全体では、ケミカル事業やクリティカルケア事業で販売が順調に推移したことなどから、増収増益となった。
なお通期については連結売上高2兆円、営業利益1,640億円、経常利益1,665億円、当期純利益1,060億円を見込む。