不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/8/10

首都圏の新築一戸建て、平均価格3ヵ月ぶりに上昇/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは10日、2015年7月の主要都市圏・主要都市別の新築一戸建て木造住宅および中古一戸建て木造住宅の平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内、木造、土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の新築戸建ての平均価格は、3,400万円(前月比1.5%増)と3ヵ月ぶりに上昇。東京都が4,201万円(同2.2%減)、千葉県が2,817万円(同0.6%減)と、いずれも3ヵ月連続で下落したが、神奈川県は3,689万円(同1.9%増)と反転上昇。埼玉県は3,030万円(同2.4%増)と、再び上昇した。首都圏の供給戸数は2ヵ月連続増加し、4,411戸(同11.5%増)。

 近畿圏の平均価格は、3,020万円(同1.0%増)と上昇に転じ、3,000万円を回復した。大阪府は3,124万円(同0.9%減)と下落したが、兵庫県は3,156万円(同3.8%増)、京都府は3,495万円(同6.6%増)と、大阪以外の主要府県で反転上昇。近畿圏の供給戸数は1,634戸(同51.4%増)の大幅増となった。

 一方、中古一戸建ての平均価格は3,152万円(同6.8%増)と、10ヵ月ぶりに3,000万円台を回復。東京都が6,336万円(同1.0%増)、神奈川県は3,125万円(同4.0%増)と反転上昇。千葉県は1,955万円(同4.3%増)で4ヵ月ぶりの上昇となったが、埼玉県は2,074万円(同6.1%減)と、首都圏で唯一下落。全体的に、首都圏平均価格は強含みで推移している。

 近畿圏の平均価格は2,209万円(同3.7%減)と、3ヵ月ぶりの下落に。大阪が2,575万円(同0.9%減)、兵庫県が2,088万円(同6.3%減)、京都府が2,576万円(同9.5%減)と、前月からの上昇傾向が下落に転じた。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。