(株)ビルディング企画は17日、2015年7月度の全国6大都市圏(札幌、仙台、東京主要5区、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況をまとめた。なお、東京主要5区の概要は、既報ニュース参照。
各都市圏の平均空室率は、札幌が5.38%(前月比0.26ポイント上昇)と、市内中心部の大型ビルで解約があった影響で上昇。仙台は9.04%(同0.09ポイント低下)と、市内での増床ニーズによって低下した。名古屋は6.79%(同0.02ポイント上昇)とほぼ横ばいで推移。大阪は8.32%(同0.20ポイント低下)と、大型成約に加えて面積の小さい成約が進んだことで空室率が改善、09年2月以来となる低い数値となった。福岡は 5.05%(同0.33ポイント低下)と6ヵ月連続で改善した。
1坪当たりの成約賃料は、札幌が8,577円(同84円低下)で、4ヵ月連続の値下がり。仙台は8,583円(同21円上昇)と、3ヵ月連続で値上がりした。名古屋は9,596円 (同14円上昇)とわずかに値上がり、大阪は9,454円(同1円低下)、福岡は9,124円(同3円上昇) と横ばいで推移した。