二子玉川東第二地区市街地市開発組合は、東京急行電鉄(株)、東急不動産(株)らと開発を進めてきた「二子玉川ライズ・タワーオフィス」(東京都世田谷区)において、国内4例目となる「LEED NC(新築ビル部門)」のゴールド認証を取得したと発表した。
同認証は、アメリカのグリーンビルディング協会が所管する環境性能評価指標のこと。9つの評価部門があり、新築ビルを対象とした「LEED NC」は、全部で7つの評価指標があり各指標の合計値で評価される。
同ビルは、鉄筋コンクリート造地上27階地下2階建て、延床面積約15億7,000平方メートル。
多摩川や国分寺崖線に近接する自然豊かな立地環境に恵まれていることに加え、(1)公共交通機関や生活利便性が高い施設へのアクセスが良い、(2)中水処理設備、雨水利用設備などの効果的な節水、(3)高効率な空調システムの構築、(4)再生材や地場産材の積極的な利用と廃材の分別リサイクル、(5)低発揮性物質の使用、換気量の強化とモニタリングなど、居室空間の快適性確保、などの取り組みが高く評価された。