東京都は7日、観光産業振興に向けた施策を推進するための基礎資料として、訪都外国人旅行者の行動特性に関する調査結果を公表した。
国籍別に四半期毎に調査しているもので、総標本数は1万5,132サンプル。うち、「東京を訪問した」と回答した1万3,321サンプルについて集計している。調査方法は、羽田空港・成田空港における国際線ターミナル搭乗待合ロビーにおいてアンケートを実施。
訪都外国人1人当たりの都内での旅行中支出額(推計値)は13万5,039円。前年の13年度の11万4,519円に比べ17.9%増加した。
最も支出額が高い国・地域は中国で、23万1,590円(前年比20.8%増)となった。中国における「土産買物費」の支出額は16万1,234円(同31.4%増)。
「訪問先」は、「新宿・大久保」が55.4%、「銀座」が50.0%、「浅草」が49.2%。「一番満足した場所」は、「銀座」が12.2%、「浅草」が10.7%、「新宿・大久保」が10.3%の順となった。また、「一番満足した場所」で行なった活動は、「銀座」は「ショッピング」(62.7%)、「浅草」は「歴史的・伝統的な景観、寺・神社、日本庭園」(66.2%)、「新宿・大久保」は「ショッピング」(44.1%)。
なお、訪都の満足度については、「大変満足」「満足」「やや満足」を合わせると96.1%となった。