国土交通省は8日、8月12日に公表したシンドラーエレベータ(株)元社員による人為的なエレベーター閉じ込め事案に関連した物件の点検結果を公表した。
同省からシンドラー社に対し、事案が発覚した8月2日までに元社員が保守点検等に関与した可能性がある物件のエレベーター等について緊急点検を行ない、その結果を報告するよう指示していたもの。
点検対象は東京都、千葉県、茨城県の22物件・86台のエレベーター等。今回の点検でいずれも機器の異常がないことを確認した。なお、そのうち5台は部品の劣化等があったことから対応を指導している。