三幸エステート(株)は10日、2015年8月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階床面積200坪以上)マーケットのデータをまとめた。
東京都心5区のオフィスマーケットは、空室率3.51%(前月比0.03ポイント減)と4ヵ月連続で低下、現空面積は18万2,780坪(同1,239坪減)。堅調なオフィス需要を背景に空室床解消が進む一方、二次空室の顕在化も目立ち始め、今後、需給バランスが均衡に向かう可能性があるとしている。
1坪当たりの募集賃料は2万74円(同37円上昇)と、微増ながら3ヵ月連続で上昇、2ヵ月連続で2万円台を維持している。募集面積は47万4,874坪(同1万3,316坪減)。
全国6大都市の空室率は東京23区4.0%(同0.1ポイント減)、札幌市5.0%(同0.1ポイント減)、仙台市9.8%(同0.1ポイント増)、名古屋市4.8%(同0.3ポイント増)、大阪市6.3%(同0.1ポイント増)、福岡市4.3%(同増減なし)。