大成有楽不動産(株)、名鉄不動産(株)、三交不動産(株)、東レ建設(株)、新日本建設(株)、(株)長谷工コーポレーションが共同で開発を進めてきた大規模マンション「ユトリシア」(千葉県習志野市、総戸数1,453戸)が全体竣工を迎え、10日報道陣等に公開された。
同物件は、京成電鉄本線「実籾」駅徒歩11分に位置。約6万3,000平方メートルの建設地は大手鉄鋼会社の工場跡地で、事業者が2006年に取得。5棟の建物(地上14階建て)および共用部の開発を進め、08年から販売を進めてきた。
大規模物件ならではの充実した共用部がセールスポイント。バスケットのフルサイズコートが入る体育館のほか、カフェ、ゲストルーム3室、キッズルーム、パーティルームなどを設置。“家族を育む森”をコンセプトに、セキュリティを完備した1ha超(サッカーグラウンド約2面分)のプライベートガーデンも敷地内に設けた。ガーデン内の菜園や公園、各種共用施設を使い、コミュニティ活動も促している。
住戸は、3LDK~4LDK、専有面積は約76~123平方メートル、85平方メートル台が中心。現在販売中の「五番街」の販売価格は、2,300万円台~3,800万円台、最多価格帯2,600万円台。坪単価は115万円。すでに、全5棟のうち4棟は完売。14年秋から販売を開始した五番街も、残り124戸となっている。
マンション価格が強含みで推移する中でリーズナブルな価格設定であること、周辺に商業施設の充実した立地、充実した共用施設、自然豊かな環境、ゆとりのある専有面積、ディスポーザー・食器洗い乾燥機・ガラストップコンロなどの設備仕様、セキュリティなどが評価され、地元・習志野市だけでなく、都内や横浜・川崎方面など広域集客に成功している。購入者年齢層も、ファミリーからシニアまで幅広く、親子同士、兄弟同士の購入も目立った。