住友不動産(株)は注文住宅事業において、プロジェクションマッピングや3Dプリンターといった最新技術を使った提案手法を導入する。
同社の注文住宅はウッドパネル工法、木造ツーバイフォー工法、ツーバイシックス工法で展開。2015年3月期には受注棟数2,455棟、販売棟数2,226棟、売上高681億円を計上している。今回の最新技術導入による提案は、年間3,000棟体制を目指した営業力強化が目的。
提案プランのデータを3D映像データ化し、バーチャル空間を専用機器で疑似体験できるようにし、内装や間取り、天井高などを仮想空間上で体感できる。また、プロジェクションマッピングを活用し、基礎工事や構造躯体、制震メカニズムなど、実際には見られない壁の内側などを、建物完成までのストーリー仕立てで壁面に映像投影する。
建物模型についても、CADの提案プランデータを使って3Dプリンターで製作。実際の外観や内部空間をリアルに再現する。こうした手法により、ユーザーが立体的に、提案プランを確認できるようにして、他社との差別化につなげていく。
これらの新手法は、9月19~23日に「ベルサール東京日本橋」(東京都中央区)で開催する同社の注文住宅大規模イベント「住まいるフェスタin日本橋」で公開する。