野村不動産マスターファンド投資法人(NMF)は2日、(株)東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場。同日の始値は16万円、終値は15万6,800円となった。
旧野村不動産マスターファンド投資法人と野村不動産オフィスファンド投資法人、野村不動産レジデンシャル投資法人を新設合併消滅法人とする新設合併により10月1日に設立。合併によりポートフォリオは257件、7,849億8,800万円となり、日本最大級の資産規模を有することになる。今後は物流施設や商業施設、オフィス、居住用施設をはじめ、投資対象を限定することなく多様な投資機会を確保し、安定的なポートフォリオの構築を目指していく。
また、併せて2016年2月期の運用状況予想を修正。営業収益242億8,800万円(前回発表比0.6%増)、営業利益62億7,300万円(同0.3%減)、経常利益は36億3,600万円(同1.5%増)、当期純利益は36億3,500万円(同1.5%増)、1口当たり分配金は976円(同1.5%減)とした。
なお、旧野村不動産マスターファンド投資法人の15年8月期決算も発表。営業収益104億600万円(前期比3.4%増)、営業利益43億2,800万円(同8.9%減)、経常利益36億9,300万円(同10.9%減)、当期純利益36億9,200万円(同10.9%減)、1口当たり分配金2,217円(前期:2,490円)となった。