東急不動産(株)は6日、「(仮称)南平台プロジェクト」を、本格始動したと発表した。
同社が入居していた新南平台東急ビルなど4棟を、地権者と共同して一体的に建て替える計画。渋谷エリアでは希少な大規模オフィスビルで、低層部にはインキュベートオフィス等の“産業支援施設”を設けることで、渋谷発のビジネス・企業を育成し、渋谷のクリエイティブ・コンテンツ産業のさらなる充実を図っていく。
鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上21階地下1階建て。敷地面積4,128.33平方メートル、延床面積約4万6,954平方メートル。
屋上空間を活かした緑化やダブルスキンおよびLow-E複層ガラスを採用し、太陽光発電パネルの設置や雨水利用など、環境や自然エネルギーの利用に配慮。そのほか、非常用発電機の設置や上水の備蓄等による館内のBCP対策、防災井戸およびマンホールトイレの設置など帰宅困難者の支援も行なう。
また、3~20階にかけての各階に、テナント専用のテラスを設置するほか、21階には屋上空間を活用したラウンジや庭園を設けることで、オフィスワーカーにとって快適な空間を提供する。またエントランス前の緑豊かな広場には、カフェを設け、まちのにぎわいにも寄与する計画。
竣工は2019年3月を予定。