不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/10/22

民間住宅投資は緩やかに持ち直し/建設経済研究所が予測

 (一財)建設経済研究所と(一財)経済調査会経済調査研究所は21日、「建設経済モデルによる建設投資の見通し」(2015年10月)を発表した。15年4~6月の国民経済計算(四半期別GDP速報)を踏まえ、15~16年度の各投資見通しを予測したもの。

 建設投資は、15年度が49兆6,700億円(前年度比3.2%減)、16年度は48兆7,400億円(同1.9%減)と、いずれも減少の見通し。政府建設投資は15年度は21兆4,400億円(同8.8%減)と予測。16年度については19兆2,600億円(同10.2%減)といずれも大きく減少すると見込む。

 民間住宅投資は、省エネ住宅ポイント等の市場活性化策の効果に加え、分譲マンションが首都圏を中心に持ち直していることから15年度14兆8,200億円(同1.8%増)、16年度15兆7,800億円(同6.5%増)といずれも増加を予測。住宅着工戸数は15年度92万3,000戸(同4.8%増)、16年度96万3,000戸(同4.3%増)と回復傾向と予測した。

 民間非住宅投資は、15年度13兆4,100億円(同1.3%増)、16年度13兆7,000億円(同2.2%増)と予測した。原油価格下落等を背景にした企業の好業績、老朽設備の更新需要増大などのプラス要因がある一方で、中国経済の失速などマイナス要因もあり、設備投資の回復傾向は緩やかに推移すると見込んだ。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆