(一財)住宅金融普及協会は28日、すまい・るホール(東京都文京区)で住宅ローンアドバイザ-「10周年記念セミナー」を開催した。
住宅ローンアドバイザーを対象に、「期待される住宅ローンアドバイザーの役割」をテーマに講演。第1部では、(株)第一生命経済研究所経済調査部主席エコノミストの永濱利廣氏が“社会・経済構造の変化と住宅投資”と題し、人口や長期的な経済の見通し等をベースに、今後の金利変動等について考察した。
第2部では、(株)生活設計塾クルー取締役でファイナンシャル・プランナーの深田晶恵氏が、“お客さまに頼られる住宅ローンアドバイザー”と題し講演。同氏が実務をする上で注意しているポイントをわかりやすく説明した。
主催者として挨拶した同協会会長の八野行正氏は、「民間住宅ローン商品の多様化により、顧客が自ら最適なローンを選択することが難しくなってきている。こうした中で、適切で正確な商品知識や情報を伝えることができる住宅ローンアドバイザーの役割がますます重要になっていく。これまでに累計3万5,000人が登録しているが、これからもますます活躍してほしい」と話した。