エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は4日、2016年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(15年4月1日~9月30日)の連結営業収益は711億6,800万円(前年同期比4.3%減)、営業利益122億8,800万円(同7.4%減)、経常利益105億2,100万円(同5.6%減)、当期純利益57億5,600万円(同17.3%減)。
主力の不動産賃貸事業は、新規物件の賃料収入増加や既存物件の空室率改善で営業収益449億6,200万円(同3.1%増)となったが、営業利益は111億300万円(同7.7%減)にとどまった。オフィスビルの平均空室率は、都心5区では1.3%、全国ベースでは5.3%。
分譲事業は、マンション・宅地分譲で463戸(同95戸減)の引き渡しを実施し、営業収益206億2,500万円(同17.7%減)、営業利益33億9,900万円(同7.6%増)となった。
なお通期では、物件売却の増加と都心マンション等の引き渡しで利益率が改善したことを受け、連結営業収益1,800億円、営業利益350億円、経常利益315億円、当期純利益150億円を見込んでいる。売上高が前回発表比7.1%増、営業利益が同40.0%増の上方修正。