(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、2015年10月度の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。
同月の首都圏中古マンション成約件数は2,877件(前年同月比8.4%増)と、6ヵ月ぶりに減少した前月より再び増加に転じた。都道府県別では、東京都1,415件(同8.9%増)、埼玉県368件(同13.2%増)、千葉県363件(同4.9%増)、神奈川県211件(同1.4%増)と、すべての地域でプラスとなった。
1平方メートル当たりの平均成約単価は45万8,000円(同5.2%上昇)、平均成約価格は2,948万円(同4.8%上昇)と、ともに34ヵ月連続の上昇。新規登録件数は1万6,333件(同12.9%増)の2ケタ増で10ヵ月連続の増加。在庫件数は3万8,445件(同11.7%増)と、5ヵ月連続で増加した。
また、中古戸建ての成約件数は1,066件(同23.7%増)と、6ヵ月ぶりに減少した前月から、再び大幅な増加となった。平均成約価格は2,986万円(同3.6%上昇)で、12ヵ月連続の上昇となった。