(株)東急コミュニティーは、マンション管理における技術管理サービスの強化を目指し、マンションの状態・経過・修繕履歴といった維持保全情報を管理するシステムを開発。12月より、管理組合に対し、マンションの状態が一目でわかる「建診カルテ」を報告書として提出するサービスを首都圏から順次展開していく。
マンションの築年数や状態に応じて、長期的な維持・メンテナンスのライフサイクルプランを提案する管理サービス「建診力(けんしんりょく)」を展開。同社の建築・設備の管理を専門とした技術系社員約1,500名がいる体制と培ってきた技術力、新たに開発した「建診カルテ」による技術情報の活用で、資産価値の維持向上とサービスの品質向上を強化していく。
「建診カルテ」は、毎年、設備機器・建物状況を技術員が点検し、総合調査結果をまとめた報告書。維持保全管理に重要な“部位別・時系列別”の管理データを履歴として登録し、活用するもの。建物・設備の部位ごとに素材や仕様、過去の点検・修繕履歴を管理・記録し、報告書をカルテ形式で提出することで、より適切な修繕計画を判断できるようにした。