不動産ニュース / 開発・分譲

2015/11/11

東京・丸ノ内で30階建ての再開発ビル着工/三菱地所

日比谷通り・馬場先通り側からの「(仮称)丸ノ内 3-2 計画」完成予想外観
日比谷通り・馬場先通り側からの「(仮称)丸ノ内 3-2 計画」完成予想外観
地鎮祭での鍬入れの様子
地鎮祭での鍬入れの様子

 三菱地所(株)は11日、東京商工会議所および(株)東京會舘と共同で推進する「(仮称)丸ノ内 3-2 計画」(東京都千代田区)の16日の着工に先立ち、地鎮祭を執り行なった。

 同プロジェクトは、「富士ビル」「東京商工会議所ビル」「東京會舘ビル」の3棟を、地上鉄骨造・地下鉄骨鉄筋コンクリート造の地下4階地上30階塔屋2階建てのビルに建て替えるもの。敷地面積約9,900平方メートル、延床面積約17万3,000平方メートル。

 低層部については、三菱地所・東京商工会議所・東京會舘による区分所有となり、三菱地所による丸の内仲通り路面店舗を中心とした店舗、東京商工会議所による貸し会議室、賃貸オフィスおよび東商事務局、東京會舘によるバンケットを配置。新設するバンケットは、2,000名規模のパーティに対応する地区内最大級規模で、MICEに対応する最新設備を導入する。
 高層部は、皇居外苑を正面に望む賃貸オフィスとなり、三菱地所と東京會舘が共有する。

 また、水害に備え重要電気室を地上階に設置。非常用発電機も用意し、災害時の事業継続性を高める。大バンケットや会議場など約3,500平方メートルのスペースは、帰宅困難者の一時滞在施設として確保。備蓄倉庫には、帰宅困難者3日分相当の備蓄品を用意するほか、周辺ビルの帰宅困難者滞在施設への電力供給も実施する。

 同社取締役社長の杉山博孝氏は「今、東京はMICEに対応するようさまざまな取り組みを行なっている。今回それぞれの機能を持った3社が一体となって開発することにより、それにふさわしい場所と施設ができ、大きく国際化に寄与するところとなるとだろう」と挨拶した。

 竣工は、2018年10月中旬の予定。

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