不動産ニュース / その他

2015/11/16

建替計画延期等で、大阪のリーガロイヤルホテルの再開発から撤退/森トラスト

 森トラスト(株)は17日、(株)ロイヤルホテルとの間で締結中の資本業務提携契約を見直し、その一部を変更するとともに、リーガロイヤルホテル(大阪市北区)の土地(信託受益権)を、ロイヤルホテルへ譲渡する。

 2011年9月16日付で、ロイヤルホテルブランドの拡大・発展を目的として、同社の事業ノウハウを活用した経営体質強化や、リーガロイヤルホテル(大阪)の新ホテル建て替えを視野に入れた再開発事業に向けて、ロイヤルホテルとの間で資本業務提携契約を締結。同ホテルの土地(3万162.09平方メートル)の10分の9を取得していた。また、土地の共有者である関電不動産(株)およびロイヤルホテルと、「開発事業に関する覚書」を締結し、再開発に関する検討・協議を進めてきた。

 今回は、同資本業務提携を通じ、ロイヤルホテルの経営体質の強化や財務体質の改善が図られたほか、ロイヤルホテル側が訪日外国人客の増加によるホテル事業の収益機会の増加、建築コストの高止まりなどを踏まえ、2021年9月までの建替計画を35年11月に延期したこと等を踏まえて、「資本業務提携契約」の再開発事業に関する条項をなくし、「開発事業に関する覚書」について解消するもの。また、リーガロイヤルホテル(大阪)の底地のうち、森トラストが所有する共有持ち分全部を信託受益権としてロイヤルホテルに売り戻しする。譲渡価格は270億円(11年の取得価格は190億円)。

 なお、資本業務提携のうち、人材交流および営業に関する業務提携は継続していく。また、ロイヤルホテル普通株式1万9,175株(保有割合18.61%)の保有に変更はない。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。