不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/11/16

市況に左右されない安定的な事業基盤構築/フージャースHD

 (株)フージャースホールディングスは16日、2016年3月期第2四半期決算説明会を開催した。決算数値については過去のニュースを参照。

 16年3月期は、首都圏マンション、全国主要都市マンション・再開発、シニア向け分譲マンション、戸建事業、リノベーション・投資の5事業を軸に市況に左右されない安定的な事業基盤の構築を目指す。同社代表取締役の廣岡哲也氏は「当社の従来の郊外型分譲体制などに加え、さまざまな手法を試み、どの事業で体制を整えられるかを見ていく」とし、「インフレとデフレの繰り返しの中で、どちらの時代でも一定の利益を担保できる体制を構築していく」と抱負を述べた。事業ポートフォリオについては、13年3月期より将来の継続成長を念頭に置いた方針へ転換を図っており、当期において5事業それぞれの事業バランスがとれた構成比が実現する見込み。
 
 また、ビジネス機会創出に向けて、営業拠点・事業エリアを拡大。大阪支店・名古屋営業所の新設に加え、九州支店を福岡に開設する予定。さらに、郊外の大規模な土地を取得するプレイヤーがいないこと、建築費高騰に対しても価格転嫁しやすい、インフレにも比較的対応できるといった利点があることからシニア事業に注力していく。シニア向け分譲マンション事業のほか、デイサービス事業にも取り組んでいく。

 通期では、売上高380億、営業利益44億円、経常利益40億円、親会社株主に帰属する当期純利益26億円を見込む。

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